最近は小さい時から英語を習っているお子さんもかなり増えてきたように感じる。
私が子供の頃なんて何十年も前だし田舎なので、英会話教室は周りになく存在も知らなかったし習っている子もいなかったと思う。
それに比べると、教室も選択肢も増え 今の保護者の方はとても熱心に情報収集をして一生懸命子供さんの為に良い英語環境を整えようとしている人が多いと思う。素晴らしい事です
が、何が大切かが分かっていないと裏目にでてしまう事もあります。
子供の時に断トツ一番大切な事は聞くです。まず聞けないと話もできないし、大きくなってからリスニングを伸ばそうと思っても挽回が一番大変だからです。
例えば今これを読んでおられるお父さん、お母さんがこれから英語を再勉強するとします。
一番最初に上達するのは何だと思いますか? 大概の方は 読む→書く→話す→聞く
の順番で上達すると思いませんか? 実際ある程度の年齢になってからはほぼ例外なくこの順番です。 という事は聞くと話すは後から伸ばそうと思ってもかなり大変なのがお分かりでしょうか? (大人だけでなく中学生ぐらいから大変になってきます)
もうこの部分についていうと出来るだけ早い内からしておくと良いと思います。中には「日本語もよく分かっていない内に英語をするなんて まずは日本語がきちんと出来るようになってからでも遅くない」なんて言われる著名人の方もおられるが(そう言われるのは英語業界の方ではなく、国語教育者の方が多い)
心配しなくても子供はきちんと使い分けていて、英語を習う事によって戸惑うなんて事は当校ではないです。それよりも小さい内に勉強とも思わずに、自然に聞けるというチャンスを逃す事がどれほどのデメリットか( ゚Д゚)
ではどうやって聞くを伸ばすかというと、ただCDを聞いたり音楽を聴いたりすれば良い訳ではない(助けにはなりますし、した方が良いですが それだけでは上達しません)
一番は生の英語を英語のままキャッチボールする事ではないでしょうか?受け身だけでなく、発信してこそ聞くと話すが身につくと思います。
当校に希望して来られるお子さんで一番大変だと思うのが他の英語教室さんで一生懸命勉強されてきたお子さんです。 全ての教室ではなく英語を日本語に、日本語を英語に直してたくさんたくさん覚えていくやり方の教室さん
「cat → 猫 desk → 机、 mountain →山 」みたいに そして聞くのは流れてくる機械の音声のみ スピーキングはなし このやり方を続けているとリスニングが出来なくなるお子さんが本当~に多いのです。 なぜなら頑張って単語を覚えれば覚えるほど、知っている単語が耳に入った途端すぐに日本語に訳してしまうからなのです。 学校でしか英語を勉強した事がない大人の方もそうではないですか? Yesterday was good weather so I went to ~みたいな文章を聞いた瞬間「yesterday は昨日で good weather だから良い天気で~??」と単語を一つ一つ訳していませんか? 短い文章ならそれでも対応できるけど、少し長くなったり知らない単語が出てきたらそこでお手上げになるパターンです。 そして困った事にこの一度覚えた癖はそうそう簡単には治らない 実際途中で移って来られる生徒さんは何年も癖が抜けずに、いつもリスニングのスコアがものすごく低いです。
中学生の時に学校で初めて英語を習った順番で、小さい子供が先取りして同じ順番で勉強していても聞けるようにも話せるようにもならないのは当たり前なのです。
いつも体験に来られると「もっと早く来てほしかったなあ~」と思います。(席が空いてなくお待たせしていたので遅くなってから来てもらっているのですが。。。ごめんなさい!)
まず聞く事を優先しよう
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